リーデルクランツ通信 No6


◆次回の練習
次回、7回目の練習は、11月3日13時より、武蔵大学大講堂で行います。

◆第6回練習レポート
さて、本日は10月31日。明日からは11月。と言う事は定演の月となります。練習も残すところあと3回。懸念されていた台風は南にそれた形ですが、「台風一過」の清々しさとは程遠い、冴えないお日和であります。13代の渡辺さん(こう言う言い方はどうもピンと来ません。やはり『パーマ』の方が馴染みますわね。)による『ぱー散歩』ですっかり有名になった(?)江古田の新駅舎を出て、お馴染みとなった江古田北口商店街を進みます。千川通りから大学キャンパスを眺めますと、特段、台風の被害は無いようで、まずは何よりです。正門の辺りに数人のビラ配りの面々がおられます。何かの試験会場となっている模様。さらには「武蔵大学同窓会埼玉支部会場」なーんて看板も出てます。そう言えば今回のリーデルクランツ定演のお知らせについては大学同窓会から資金とお手間をご提供頂いたようで、マネージメント系に暗い私としては、武蔵クラブ位しか知らなかった「同窓会」ですが、有り難い存在な訳ですね。

さて、本日の練習会場は10号館となります。既報ですが、ここの音響は講堂と比較しますとかなり「デッド」です。加えて、志村先生曰く、「低気圧の日は声の調子が出ない」との事で、音響、体調とも、何となく盛り上がりに欠ける状況で練習は始りました。まあ、こう言う日もあるもので、講堂の素晴らしい音響効果に酔って自らの実力を過信せず、冷静にボロを認識し、改善に努めると言うスタンスも重要であります。加えて、このところ東京でも気温が急に下がって来ており、テレビではマスク着用者が増えてきたとの報道。定演本番が近づく中、我々も体調の維持管理が重要となって参りました。私も酔っ払ってソファーで明け方まで爆睡…とかしないように気を付けます。

本日の練習は第一楽章「農夫と土」からです。志村先生は前回の練習あたりからテンポを本番通りとして、流れ、と言いますか、乗りみたいなものをしっかり表現する…と言う方向での指導に重点を置きつつあるように感じます。「農夫と土」についてもレガートでドルチェが基本ではありますが、「食い付き」「タイミング」と言う指導が増えてきました。流麗で美しい曲ですが、だらけてはいけないと言う事と理解します。また「楽譜と首っ引き」ではなく、指揮をしっかり見られる余裕みたいなものが必要です。まだまだ「板に付く」レベルではありませんが、一つのステップを超えつつあるようにも感じます。冒頭の流麗な曲想から男声合唱が引き継ぐ訳ですが、この部分は何度歌っても緊張しますね。何ということも無い音域、音形なのですが、どうもしっくり来ない…って、これも講堂よりデッドな音響のせい…と言う事にしておきましょう。本番は素晴らしい音響の講堂ですし、あとは気圧が高くなる事を願います。

本日は若干人数が少なめです。ソプラノ:9名、アルト:6名、テノール:6名、バス:4名ってとこだったと思います。従って練習としてはより厳しい訳ですが、そんな状況で第二楽章「祖国の土」となります。この曲でもリズムに乗り遅れないと言うのが重要となります。で、またまた男声合唱。見せ場ではある訳ですが、「メリハリをつけて」とのご指導。精進しましょう!まあ、非常に厳しい楽章でありますが、ピアノの若月先生はもっと大変かも。原曲はフルオーケストラ。これをピアノ一台に置き換えただけでも大変なのに、加えてのボロ楽器。キーの戻りが遅いようです。そんな楽器と格闘されていおる若月先生には本当に頭が下がります。

第三楽章「死の灰」も男声合唱が出てきます。既報の通り、私はセカンドテノールを歌う訳ですが、旋律でないパートを歌うと言うのも、なかなか楽しいものですね。そうは言っても、この楽章は緊張感が大切。ままならない我が歌唱をだましだまし、何とかこの楽章を消化します。

で、第四楽章「もぐらもち」です。これは男声の出番が少ないし、セカンドテノールと言うことで、Aも歌わなくて良い。これは気楽気楽…と思っているのですが、「もぐらのまねをするそうな」のセカンドは音程が取りにくい。これは既に白状している部分ではあります。しかし、女声陣は出ずっぱりで大変な楽章ですね。でも、女声4声でもしっかり恰好がついてますよ。立派ですよ。続いて第五楽章「天地の怒り」となります。この楽章もテンポを本番通りと言う事になりますと一段と難しくなります。で、中間部のアカペラ、大変ではありますが美しい聴かせどころですね。頑張りましょう!

本日の最後は第六楽章「地上の祈り」です。ここまでパワー全開できた後に、ピアノで限りなく美しい女声合唱と言うのは、本当に大変です。前回は講堂の美しい響きと言う助けがあった訳ですが、何度も申し上げておりますように、本日は音響的に厳しいです。でも、女声陣、しっかり頑張ってますよ。で、テノールも自ずと超美しくって、良い意味での緊張感が漲ります。宗教的なハミングの部分を経て、バスのパートソロ。だんだんサマになってきてます。

合同練習はここまで。最後に部長の上原君から定演のチラシ(のコピー)が提供されました。いよいよ本番間近と言う事で、盛り上がって参ります。次回練習は中二日で11月3日です。私を含めて、OG・OBの皆様、まだ「忘却力が良くなる」と言う年齢では無いと思いますが、それでも2週間も間が開くより、記憶が鮮明(?)な状態で次回練習に望めると言うのは好都合です。次回も充実した練習にしましょう!

この後、現役諸君の練習が行われましたが、私は所要が有り、ここで退散。一部、練習を見学されたOG・OB諸氏がおられるようですので、宜しければその感想なんぞをお書きになったら如何ですかな?
また、前回、この時も私は参加できなかったのですが、練習終了後に「反省会」が行われた由。焼酎ボトルを賞味した挙句、一部には帰路、乗るべき電車の方向を間違えた輩もおられるとか…。是非、そちらのレポートも拝見したいところであります。ねえ、○ー○さん。

(川島 靖之)
◆メールアドレスを教えて下さい
現在リーデルクランツ通信は106名のOB・OGに配信しています。名簿登録総数は340名ですので約3分の1への配信です。リーデルクランツを存続させるためにも、多くの方とのコミュニケーションを図りたいと考えています。
同期の方、前後の代の方に連絡をとられ、当通信の配信をご承諾いただけましたら、HPのお問い合せより、または下記有志宛にメールアドレスをご連絡ください。
◆43定にご来場される方へ
11月23日は、定演終了後、OB総会とレセプションも開催します。

定演
13時30分開場
14時開演
於:武蔵大学大講堂

OB総会
16時30分より
於:武蔵大学学生食堂

レセプション
於:武蔵大学学生食堂
会費2000円/1名

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または、下記部分を返信にて、事前にご連絡をいただくと助かります。
※当日直接のご来場も大歓迎です。

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[返信]
氏名:(旧姓:)
****年卒業(または入学)

(出席される方を残してください)
定演
OB総会
レセプション

<近況>

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■編集後記
HPに大学讃歌のページを設けました。
http://www.liederkranz.jp/paean.html
私が在籍した13定から16定で歌った讃歌をダウンロードできます。テープ
の質にもよるのでしょうが、同じ讃歌でも代によって違いがあるのですね。
(矢澤)


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